【無料あり】PR TIMES Webクリッピングの代替|月300円で競合リリースを毎日自動チェック
PR TIMES Webクリッピングの月5,000円〜(税別)という料金が合わない個人・小規模チーム向けに、月数百円〜数千円の代替ツールを比較解説。ReAnker など現実解となる選択肢を整理します。
PR TIMESが提供する「Webクリッピング」は、競合企業のプレスリリース掲載状況を定額で追跡できるサービスです。広報PR担当者にとっては心強いツールですが、月額5,000円〜という料金は、個人事業主・フリーランス広報・小規模スタートアップには手が出しづらいのが正直なところです。
この記事では、PR TIMES Webクリッピングの料金体系と機能を整理したうえで、より安価に「同じこと」を実現する代替手段を、無料の手作業ルートから月額300円の自動化ツールまで、現実的な選択肢として比較します。
PR TIMES Webクリッピングの料金と機能
PR TIMES公式の料金ページによると、Webクリッピングの基本料金は以下の通りです。
| プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| クリップ調査 | 月額 5,000円(税別) | 最大5キーワードで記事調査 |
| 過去記事検索 | 月額 20,000円(税別) | 過去12ヶ月の記事を遡って調査 |
調査対象は約2,900媒体と幅広く、定額制で記事数による追加課金がないのが特長です。Slackへの通知設定にも対応しています。
PR TIMES Webクリッピングの強み
- PR TIMES純正のため、PR TIMES経由リリースの取得精度が高い
- 約2,900媒体をカバー(BtoB〜BtoC幅広く)
- 月単位契約で縛りが少ない
- PR TIMESの管理画面と統合されており、学習コストが低い
PR TIMES Webクリッピングの弱点
- 最小プランでも月5,000円・年間6万円の固定費が発生
- 「気になる競合は3〜5社程度」という小規模使用ではコストパフォーマンスが合わないことが多い
- Google Newsなど第三者報道は対象外(PR TIMES関連媒体のみ)
- キーワード数上限が5枠で、複数競合の表記揺れを考慮すると足りないことがある
💡 ポイント: PR TIMES Webクリッピングは「PR TIMES経由で配信されたリリースが2,900媒体にどう掲載されたか」を追うサービスです。Google Newsや独立メディアの報道は対象外です。自社の目的がPR TIMES媒体の網羅性にあるか、それとも競合の動向を広く把握することにあるかで、選択が変わります。
「同じこと」を別の方法で実現する3つのルート
PR TIMES Webクリッピングを使ってやりたいことは、突き詰めると以下の3つに集約されます。
- 競合のプレスリリースを見落とさない
- 毎日、自動で巡回したい(手作業は避けたい)
- チームに自動で共有したい(Slack/メール通知)
これを月額5,000円より安く実現する方法は、実は複数あります。
ルート1:完全無料(手作業+RSS)
最も安価なのは、自分で巡回する方法です。
手順:
- PR TIMESのキーワード検索ページで競合名を検索
- Google Newsで競合のキーワードを毎日チェック
- 個別のRSSフィードをFeedlyやSlack RSS Appに登録
RSS登録の具体的な手順:
# PR TIMES の企業別RSS
https://prtimes.jp/main/action.do?run=html&page=brandtop&corp_no=[企業番号].rss
# Google アラートの RSS 化
alerts.google.com → キーワード登録 → 配信先「RSSフィード」
→ 生成URLをSlackの /feed subscribe に設定
メリット:完全無料、PR TIMESに限らず複数メディアを横断可能。 デメリット:
- 毎朝5〜10分の作業時間が発生する
- うっかり見落としが出る
- チーム共有を別途行う必要がある
- 過去記事の検索性が低い
- ノイズが多く整理が面倒
「監視対象が1〜2社で、業務の主軸ではない」程度の運用であれば、無料で十分です。一方、競合5社以上を継続的に追う場合、累計の時間コストは無視できないレベルになります。
月間時間コストの試算:
| 監視対象数 | 1日の手動確認時間 | 月間(20営業日) | 時給2,500円換算 |
|---|---|---|---|
| 3社 | 15分 | 5時間 | 12,500円 |
| 5社 | 25分 | 8.3時間 | 20,833円 |
| 10社 | 50分 | 16.7時間 | 41,667円 |
ルート2:Google アラート+RSS統合
無料の選択肢としてもう一つ有力なのが、Google アラート + Slack RSS App の組み合わせです。
手順:
- Google アラートで競合のキーワードを登録
- 通知方法を「RSS フィード」に設定
- Slack の
/feed subscribe [RSS URL]でチャンネルにフィードを追加
これで、Googleが拾った競合関連のニュースを自動的にSlackに流せます。
メリット:完全無料、設定後は完全自動、Googleの広範な検索インデックスをそのまま利用できる。
デメリット:
- PR TIMESに特化していないため、関連性の低い記事もノイズとして流れる
- 通知タイミングをコントロールしにくい(毎朝9時にまとめて、などはできない)
- ダッシュボードでの集計・分析ができない
- PR TIMESのインデックス遅延(数時間〜1日)が発生する
詳しくは Google アラートの限界と補完方法 を参照してください。
ルート3:低価格な専用SaaS(ReAnker など)
「無料はノイズが多い」「もっと整然と運用したい」という場合、PR TIMES と Google News の両方に特化した低価格SaaS が選択肢になります。
代表例として、ReAnker(リアンカー) は以下の機能を月額300円で提供しています。
主な機能:
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| PR TIMES 監視 | PR TIMESのRSSを直接取得(遅延なし) |
| Google News 監視 | SerpAPI経由で毎日取得 |
| アンカー登録 | サービス名・キーワード・ドメインの3軸 |
| 監視対象数 | 無制限(スタンダード) |
| 配信方式 | 毎朝9時にSlack・メールへまとめて |
| ダッシュボード | 取得件数・時間帯分布・アンカー別サマリー |
| エクスポート | CSV / PDF |
PR TIMES Webクリッピングとの価格比較:
| 観点 | PR TIMES Webクリッピング | ReAnker |
|---|---|---|
| 月額 | ¥5,500(税込) | ¥300 |
| 年間 | ¥66,000 | ¥3,600 |
| 差額(年間) | — | -¥62,400 |
| 媒体数 | 約2,900媒体 | PR TIMES + Google News |
| キーワード数 | 5キーワード | 無制限 |
| Google News対応 | × | ○ |
| フリープラン | × | ○(3アンカー、隔日、メールのみ) |
PR TIMES Webクリッピングと比較すると、価格は約1/18(5,500円→300円)。
対象媒体数は2,900媒体には及びませんが、「PR TIMES + Google News」というBtoB広報・マーケで最も使う2ソースに絞っているため、実用上のカバー範囲は十分なケースが多いです。
ReAnker はフリープランも提供しています。アンカー3件・隔日更新・メール通知までは無料で使えるため、まずはコストゼロで動作確認が可能です。
ルート別の比較まとめ
| 観点 | 手作業(無料) | RSS+アラート(無料) | ReAnker(月300円) | PR TIMES Webクリッピング(月5,500円) |
|---|---|---|---|---|
| 月額コスト | ¥0 | ¥0 | ¥300 | ¥5,500 |
| 人件費コスト | 高い | 低〜中 | ほぼゼロ | ほぼゼロ |
| PR TIMES遅延 | あり | あり | なし | なし |
| ノイズ | 少ない(目視選別) | 多い | 少ない | 少ない |
| Slack通知 | 手動 | ○(RSS経由) | ○(9時固定) | ○ |
| 通知タイミング制御 | × | × | 毎朝9時固定 | 設定可 |
| ダッシュボード | × | × | ○ | ○ |
| CSVエクスポート | × | × | ○ | ○ |
| Google News対応 | △(手動) | △(ノイズ多) | ○ | × |
| 媒体数 | 制限なし(手動) | Google全体 | PR TIMES + GNews | 約2,900媒体 |
用途別・どれを選ぶべきか
監視対象が1〜2社・たまにチェック → 完全手作業(無料)
監視対象が3〜5社・自動化したい・ノイズOK → Google アラート + Slack RSS(無料)
監視対象が5社以上・運用を整然と → ReAnker(月額300円〜)
法人で2,900媒体を網羅したい → PR TIMES Webクリッピング(月額5,000円〜)
新聞・雑誌・TVも含めて網羅したい → ELNET / ジャパン通信社(月数万円〜)
「できるだけ安く、でも整然と運用したい」という小規模チーム・個人広報の方には、月額300円のReAnkerが現実的な落としどころになります。
「PR TIMES Webクリッピングをやめる」判断軸
現在 PR TIMES Webクリッピングを使っている方で、見直しを検討している場合のチェックリストです。
やめてもよいケース
- 追いたい競合が3〜5社で、5キーワードも使い切っていない
- Google Newsの第三者報道が取れていないと感じている
- 月5,500円の固定費が重いと感じている
- PR TIMES周辺の2,900媒体をフルに使っていない
- 過去記事検索オプション(月20,000円)は使っていない
続けるべきケース
- 2,900媒体の網羅性が必要な業種・業界にいる
- 広報専任で5キーワードをフル活用している
- PR TIMES経由のニッチな業界紙を確実に追いたい
- PR TIMESの管理画面との統合が業務フローに組み込まれている
ReAnker への乗り換え手順
「試してみたい」と思ったら、以下の手順で始められます。
ステップ1:フリープランで動作確認(無料・所要30秒)
- reanker.com にアクセス
- 「Googleでログイン」
- アンカー登録:今の PR TIMES Webクリッピングと同じ競合3社を設定
- 翌朝9時の通知を確認
ステップ2:1週間試す
- 届いた記事の質・量を PR TIMES Webクリッピングと比較
- Google News 経由の記事も届いているか確認
- 毎朝9時の通知が習慣に合っているか評価
ステップ3:判断
- 「十分」ならフリープランのまま or スタンダード(月300円)へ
- 「PR TIMESの媒体数が足りない」なら PR TIMES Webクリッピングに戻す
✅ 実践ポイント: PR TIMES Webクリッピングの解約前に、少なくとも1週間 ReAnker のフリープランで並行運用してください。「どこが違うか」が体感でわかり、どちらを選ぶかの判断が明確になります。
「節約した月5,200円の使い道」で考えるROI
PR TIMES Webクリッピング(月5,500円)から ReAnker(月300円)に切り替えると、月5,200円・年間62,400円のコスト削減になります。
この差額の活用例:
| 活用先 | 月5,200円で何ができるか |
|---|---|
| 広告費 | Google/Meta広告の運用予算として追加 |
| 採用費 | 求人サービスの掲載費の一部に |
| SaaS代 | 他の業務効率化ツール数本分 |
| 教育費 | オンライン学習サービスの受講料 |
| 書籍代 | 専門書・ビジネス書 数冊分 |
「クリッピングの固定費を下げて、成長投資に回す」という発想が、ROI最大化の近道です。
まとめ:5,000円かかる必要はない
PR TIMES Webクリッピングは確かに優れたサービスですが、全ての広報担当者にとって月5,000円のコストが必要かというと、そうでもありません。
最終的な判断フロー
追いたいのがPR TIMES周辺2,900媒体すべて
→ PR TIMES Webクリッピング(月¥5,500)
PR TIMES + Google News で十分・月¥5,500は重い
→ ReAnker(月¥300 / フリープランあり)
ノイズ込みでいい・とにかく無料
→ Google アラート + Slack RSS(完全無料)
まず試したい・何も決めていない
→ ReAnker フリープランで動作確認(無料・30秒)
自分の使い方に合った手段を選び、固定費を最適化することで、広報業務の運用コストを最大94%削減できます。
まずは無料で試せる範囲から始めて、足りない部分が出てきたタイミングで有料ツールを検討する流れがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. PR TIMES Webクリッピングの料金はいくらですか? A. 基本のクリップ調査は月額5,000円(税別)で最大5キーワード、過去記事検索は月額20,000円(税別)です。約2,900媒体を対象にしており、記事数による追加課金がない定額制です。
Q. PR TIMES Webクリッピングより安く競合リリースを監視する方法はありますか? A. あります。手作業+RSSやGoogleアラート+Slack RSSなら無料で、PR TIMESとGoogle Newsに特化した低価格な専用SaaSなら月数百円から運用できます。追いたい競合が3〜5社程度で2,900媒体をフルに使っていない場合は、これらの代替で十分なケースが多いです。
Q. 無料の代替手段のデメリットは何ですか? A. 手作業は毎朝の作業時間と見落としリスクが発生し、Googleアラートは関連性の低い記事のノイズが多く通知タイミングを制御しにくいのが難点です。監視対象が増えるほど、累計の時間コストが無視できなくなります。
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この記事を書いたチーム
ReAnker編集部
競合・PR動向モニタリングSaaS「ReAnker(リアンカー)」の開発・運営チーム。 PR TIMESとGoogle Newsを毎日監視するプロダクトの知見をもとに、広報・マーケティング担当者向けに競合監視とPR実務の情報を発信しています。 記事は公開後も定期的に見直し、事実関係・料金情報を更新しています(編集ポリシー)。
