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competitor-monitoring·2026年5月22日公開·2026年5月24日更新·執筆:ReAnker編集部

PR TIMESで競合企業のリリースを見逃さない方法|通知と自動監視のコツ

PR TIMES を使った競合監視の実務的なやり方を解説。企業ページ・キーワード検索・RSS の使い分け、巡回が続かない3つの理由、月額300円から使える自動化ツールの選択肢を整理します。

#PR TIMES#競合監視#プレスリリース
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ReAnker ダッシュボードのイメージ:PR TIMES と Google News の競合リリースが時系列で表示される

国内 BtoB / SaaS の主要なプレスリリースは、ほぼ PR TIMES を経由します。競合のプレスリリースを継続して把握する には、PR TIMES の使い方を押さえておくのが近道です。

しかし「PR TIMES を毎日チェックしている」と胸を張って言える企業は少ない。一度始めても、半年以内に止まる企業が大半です。理由は 手動運用の限界 にあります。

この記事では、PR TIMES だけで競合監視を回す方法と、その限界、自動化したい場合の選択肢を、現場で使える形で整理します。

なぜ PR TIMES が一次情報源なのか

PR TIMES のシェアと立ち位置

国内のプレスリリース配信プラットフォームは複数ありますが、PR TIMES が圧倒的なシェアを持っています。

プラットフォーム 利用企業数 月間PV 業界カバレッジ
PR TIMES 約9万社 数億規模 BtoB / SaaS / IT 中心、全業界
@Press 約3万社 数千万 中小・地方企業中心
共同通信PRワイヤー 約1万社 数千万 大企業・IR中心
Dream News 数千社 数百万 中小スタートアップ
valuepress 数千社 数百万 個人事業・極小スタートアップ

詳細な比較は PR TIMES と @Press の違い を。

競合監視で PR TIMES が最適な理由

  1. 配信企業数が多い:競合候補のほぼ全てが利用している可能性高
  2. 発表当日にインデックス:時間差なく情報が取得できる
  3. 企業ページが充実:1社の発表履歴が時系列で読める
  4. Yahoo!ニュース連携:重要リリースは確実に話題になる
  5. 過去のアーカイブ:競合の発信傾向が分析できる

特に BtoB SaaS の場合、競合の新機能・新サービスの発表の大半は PR TIMES 経由 です。ここを押さえていれば、競合の動きはほぼ把握できます。

PR TIMES でできる3つの追い方

1. 企業ページを直接ブックマーク

各企業には prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/XXXX の専用ページがあります。ここを5〜8社分ブックマークし、毎朝巡回するのが最もシンプルな運用です。

企業ページの探し方

  1. PR TIMES で競合企業名を検索
  2. 「会社情報」リンクから企業ページへ
  3. URL の company_id を控える
  4. ブックマークに追加

この運用の特徴

項目 評価
コスト ◎(完全無料)
精度 ◎(誤検知ゼロ)
工数 × (手間がかかる)
継続性 × (出張・休暇で抜ける)
通知 × (ブラウザで開かないと見られない)

5社・3ヶ月までなら回せますが、それ以上になると現実的でなくなります。

2. キーワード検索

PR TIMES のサイト内検索で「自社カテゴリ」「業界キーワード」を検索する方法。

検索キーワードの例

  • 自社カテゴリ名(「営業支援ツール」「クラウド会計」)
  • 業界キーワード(「DX推進」「サプライチェーン」)
  • 新興企業名(業界レポートから抽出)
  • 規制・政策キーワード(「インボイス制度」「働き方改革」)

この運用の特徴

項目 評価
新興企業の検知 ◎(自社が把握していない競合も拾える)
カテゴリ全体の動向 ◎
ノイズ × (同じ単語を含む別領域のリリースが混ざる)
工数 △ (定期的なキーワード見直しが必要)

3. RSS / フィード

PR TIMES の企業ページや業種ごとのフィードを RSS リーダー(Feedly など)に登録する方法。

RSS の取得方法

  • 企業ページURL に /rss.xml を付与(一部企業のみ対応)
  • カテゴリページ(業種別)のRSSは安定して取得可能
  • Feedly などのRSSリーダーに登録

この運用の特徴

項目 評価
自動化度 ◎(巡回不要)
未読管理 ◎
Slack通知 △(別途連携が必要)
月次レポート化 ×
1社=1フィード × (10社登録すると1日10通バラバラ)

「とりあえず1〜2社追う」用途には十分。本格運用には機能不足です。

手動運用が続かない3つの理由

実務で手動運用を始めると、ほとんどのチームが半年以内に止まります。理由は明確です。

理由1:毎朝の巡回が地味につらい

競合社数 1日の所要時間 月間(20営業日)
3社 5〜10分 約3時間
5社 15〜20分 約7時間
8社 25〜35分 約10時間
10社以上 40〜60分 約15時間以上

5社で 月7時間 の工数。担当の時給を3,000円換算すると 月2万円相当。「広報担当の本業はリリース作成・取材対応」なので、ここに時間を割くのは生産性が低い。

理由2:属人化する

  • 「巡回している人」と「決済する人」が違うと、優先度が下がる
  • 担当が変わる時の引き継ぎが面倒
  • 「重要なリリース」の判断基準が言語化されていない
  • 巡回ルール(順番、頻度、見るべきポイント)が口頭伝承

担当が変わった瞬間、運用が完全リセットされるケースが大半です。

理由3:抜けが発生する

  • 出張・休暇・繁忙期に巡回が止まる
  • 「先週の競合の発表知らなかった」が起きやすい
  • 営業から「あの発表知ってます?」と聞かれて答えられない
  • 1週間気づかなかったリリースが、商談中に話題に出る

「重要な情報源だと頭でわかっているのに、運用が続かない」のは、人間の問題ではなく仕組みの問題 です。

自動化の選択肢

A. PR TIMES Webクリッピング(公式有料)

PR TIMES 自身が提供する有料サービス。網羅性は高いが料金が高い。

項目 詳細
料金 月10万円〜(プランによる)
対象 PR TIMES の全リリース
通知 メール、Webダッシュボード
向き 大企業・上場企業のIR・広報部
不向き 個人・小規模チーム

詳細は PR TIMES Webクリッピング代替ガイド と /compare/prtimes-web-clipping で。

B. ReAnker(個人・小規模向け競合リリース監視ツール)

PR TIMES + Google News に特化した小型ツール。

項目 詳細
料金 月額300円(税抜)から、無料プランあり
対象 PR TIMES + Google News
通知 メール、Slack(Standardプラン)
向き 個人・スタートアップ・中堅企業の広報1人体制
不向き 新聞・専門紙・テレビまでカバーしたい場合

主な機能

  • 競合企業ページの URL を登録するだけ
  • 毎朝9時に、前日に追加されたリリースだけを Slack / メールで通知
  • 既読・未読・クリップ管理
  • 月次の競合動向サマリ生成

「PR TIMES Webクリッピング は予算が合わないが、Google アラートだけでは足りない」というレンジを埋める設計です。

C. 自作スクリプト

エンジニアリングリソースがあれば、PR TIMES の企業ページをスクレイピングして Slack に流すスクリプトを自作することも可能です。ただし、

自作の隠れたコスト

  • HTML 構造の変更に追従するメンテナンス(PR TIMES は数ヶ月単位で構造変更あり)
  • 障害監視(スクリプトが止まっても気づかない)
  • 重複検知ロジック(URLハッシュなど)
  • 通知フォーマットの調整
  • 新規競合追加時のコード変更

総合的に、運用工数が SaaS の月額を超えるケースが多いです。「自作するくらいなら月300円のSaaS」 が現実的な結論。

D. クリッピング代行

新聞・雑誌・Web を網羅する代行サービス。

項目 詳細
料金 月数万〜数十万円
対象 新聞・雑誌・テレビ・Web
通知 レポート(PDF・スプレッドシート)
向き 上場企業・IR重視
不向き 個人・小規模

詳細は クリッピングサービスとは? を。

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ReAnker の最小構成例

ReAnker(リアンカー) を実際に運用するときの手順:

Step 1: 新規登録(30秒)

  • Google アカウントでログイン
  • メアド・パスワード入力不要
  • クレジットカード登録不要(無料プラン)

Step 2: 競合企業のPR TIMES URL を登録(3〜5本)

  • 例:prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/XXXX
  • アンカー名(社内呼称)を設定
  • ソース(PR TIMES / Google News / 両方)を選択

Step 3: 通知先を設定

  • メール(デフォルト)
  • Slack Webhook URL(Standardプラン)

Step 4: 翌朝から自動配信開始

  • 毎朝9時に Slack / メールへ通知
  • 前日の新着リリースだけが届く(0件なら配信なし)

これで、手動で毎朝巡回していた工数がゼロになります。詳細な比較は /compare を参照してください。

規模別の推奨構成

個人事業・1人広報

  • ReAnker 無料プラン(アンカー3件まで)
  • Google アラート(補完)
  • 月コスト:0円

スタートアップ(5〜30名)

  • ReAnker Standardプラン(月額300円)
  • 競合 5〜8社をモニター
  • Slack 通知でチーム共有
  • 月コスト:300円

中堅企業(広報チーム複数名)

  • ReAnker Standardプラン
  • PR TIMES Webクリッピングを併用(網羅性確保)
  • 月コスト:約10万円

上場準備中・大企業

  • PR TIMES Webクリッピング
  • クリッピング代行(紙媒体カバー)
  • ReAnker は新興スタートアップの動向把握用
  • 月コスト:月20〜50万円

よくある質問

Q. PR TIMES に登録されていない競合はどうする?

@Press、Dream News、共同通信PRワイヤーなど別プラットフォームに配信していることも。Google News で社名検索を併用すると拾えます。ReAnker は Google News も対象なので、PR TIMES に出ないリリースも拾えるケースが多い。

Q. 海外の競合は監視できる?

PR TIMES は国内中心。海外競合は別途、PR Newswire・Business Wire などの英語プラットフォームでの監視が必要。ReAnker の Google News 機能で、ある程度の海外動向も拾えます。

Q. 取り上げメディアを知るには?

PR TIMES のリリース下部に「掲載メディア一覧」が表示されます。重要リリースほど掲載数が多くなる傾向。

Q. リアルタイム通知は可能?

ReAnker は毎朝9時の1日1通の設計。リアルタイム通知は提供していません(理由:3日で読まれなくなるため)。

Q. 競合の社員も自社の動きを監視している?

ほぼ確実にしています。互いに監視し合うのが業界の標準。だからこそ、競合より先に動向を把握する仕組みが重要。

まとめ

  • 競合のプレスリリースは PR TIMES が一次情報源(BtoBでは大半をカバー)
  • 手動巡回は5社・半年が限界。属人化・抜けが避けられない
  • 個人・小規模チームの自動化は ReAnker のような 競合リリース監視ツール がコスパよく回る
  • 全国紙・専門誌までカバーが必要なら クリッピング代行 を併用
  • 規模に応じてツール構成を最適化(月0円〜数十万円のレンジ)

PR TIMES の競合監視は、ツール選定よりも「運用ルールの言語化」と「月次まとめ」が成否を分けます。ツールを入れたらゴール、ではなく、運用ルールを社内に根付かせるところまでが本当の仕事です。

関連:競合プレスリリース監視の方法 / PR TIMES Webクリッピング代替ガイド / Google アラートで競合監視はできるか / 競合調査を自動化する方法

この記事を書いたチーム

ReAnker編集部

競合・PR動向モニタリングSaaS「ReAnker(リアンカー)」の開発・運営チーム。 PR TIMESとGoogle Newsを毎日監視するプロダクトの知見をもとに、広報・マーケティング担当者向けに競合監視とPR実務の情報を発信しています。 記事は公開後も定期的に見直し、事実関係・料金情報を更新しています(編集ポリシー)。

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